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私は罪を犯した。
例え誰かが…神が私を赦しても
私は私を赦さない。
だから、私は護り続ける。
私がこの罪を赦すことが出来るまで。


「貴女の腕を見込んでお願いがあります」
二ノ妃が言葉を紡ぐ。
「何処へなりとも構いません。…どうか、チャグムを逃がしてやってください」
父に、帝に命を狙われてしまった哀れな我が子を助けて欲しいと。
例え一緒にいられなくても、ただ、生きてさえいてくれればいいのだと。
選択肢がない選択を与えられる。
何が起こっているのか、事態を飲み込めない第二皇子は、ただ涙を流す母親を気遣うように見つめていた。
「分かりました」
低く、答える。
「彼を…そして私を無事に逃がしたいのであれば、宮に火を放ってください。そして、私を外へと案内してくださいますよう」
ただ、それだけを短く告げると、母と離れたくないと、母へと手を伸ばす少年の手を取って歩き出す。
泣きながら少年の名を呼び少年へと手を伸ばす母。
互いを呼ぶ声。互いに伸ばされた手。
その手は絡むことなく、離れていくばかり。
「チャグムを…チャグムをよろしくお願いします」
次第に小さくなっていく声。いつまでも聞こえるのは息子を案じる、母の慟哭。


私は罪を犯した。
大切な人たちを、殺めた。
私は、私を赦さない。
殺めた人たちと同じだけの魂を護った時、私は初めて私を赦せるのかもしれない。
…それは、殺めた人達への償いにもならないけれど。


――…この子が、私の最後の償い。
私が、私を赦すための、最後の償い。



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妄想爆走にも程がありますね！！（笑
バルサが罪を犯したのかどうかも、自分自身を赦せずにいるのかも分かってないのにね！！
妄想だけで書いてます。
ので、ダメだしはご勘弁！（書き逃げ）

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